「災害を防ぐ」ことは、「人命を救う」こと
幸田 歩高HODAKA KODA
Q. 入社の経緯を教えてください
いつも当たり前のように利用している「道路や橋」といった社会インフラ設備に興味があり、高校は工業高校へ進学しました。当時は漠然と「土木系の仕事に就きたい」と考えていましたが、就職活動の際に参加した新潟県合同企業説明会で日本サミコンと出会いました。
当社は、道路防災に特化した会社で、「人の生活に直結するライフラインの確保」のため、状況に応じた製品を自ら提案、開発したり、工場製品を利用することで「短期で丈夫な構造物」を組み立てることができるなど、その「創造性豊かな社風」に惹かれ入社を決意しました。
Q. 現在の仕事内容を教えてください
現在は、「古き良き時代の構造物を延命化させる補修・補強分野」を専門とする部署で施工管理を担当しています。
いわば私たちは、「構造物のお医者さん」。構造物の調査や診断、施工計画の策定などを経て、適正な補修・補強を施し、構造物がこれからも長く活躍できるようパワーアップさせることが私たちの使命です。また、最近では、竣工50年ほどを迎える古い鋼橋(鉄の橋)で、塗装塗膜中の有害物質(鉛やPCB)を除去し新しく塗り替える工事も行っています。
Q.仕事のやりがいや魅力は何ですか?
子供のころにニュースで見た「笹子トンネル崩落事故」は今でも鮮烈な記憶として私の中に残っており、このことがきっかけで、現存するインフラ設備の延命化について、深く考えさせられるようになりました。
「日本のインフラは悲鳴を上げている」という記憶と、「10年に一度クラスの災害」ということばを耳にする機会がますます増えていく現状。そのような目まぐるしい変化を遂げる環境で、未然に災害リスクを低減させることに貢献できたり、高い技術力を駆使して構造物と向き合うことができたりするのが、私にとってのこの仕事の魅力です。
また、構造物によって劣化の具合は様々ですので、「その構造物に合った補修・補強」を工夫しながら行えることも、醍醐味です。
Q.印象に残っているエピソードを教えてください
初めての現場では先輩や上司の話についていけず、現場でも棒立ちでいることが多々ありました。指示を受けた際にも、よく理解しないままアクションを起こしてしまい迷惑をかけ、もどかしい思いをしました。
やがて、このままではいけないと思うようになり自分なりに資料を見て勉強したり、先輩や上司に質問に行ったりと努力をするようにした結果、自ずとミスも減り、仕事に対する理解も深まるようになりました。この経験から、自発的に様々なことに興味を持ち、理解しようとすることの大切さを学びました。
Q. 当社の働き方やサポート体制について教えてください
私たちの会社は、上司や部下など社員同士の壁がなく、誰もが気軽に相談ができる雰囲気が魅力です。また、定期的なWEB会議により、他の支店ともスムーズでオープンな情報共有を行っているため、異なる事業所間であっても心理的な隔たりがなく、一体感のある会社だと感じています。
さらに、福利厚生も充実しており、県外から来た私にとって、仕事や私生活において非常に助かっています。
Q.今後の目標を教えてください
現場に出れば出るほど、諸先輩方と接する中で、「経験が大事」ということを強く感じます。私はまだ入社1年目なので、経験値はまだまだですが、「物事への探究心と吸収力」を大事に、焦らず一つ一つのことを丁寧に覚えていきたいと思っています。
また、現場で仕事を行う上では様々な資格が必要だということがわかりました。良い経験を積みながら自分自身を高め、さらに資格の取得にも取り組み、より一層頑張っていきたいです。
Q. 就活生へのメッセージ
私たちの仕事は簡単な仕事ではありません。また、重大な責任を伴う仕事でもあります。ちょっとした気の緩みや失敗は大怪我や、最悪の場合は命に関わる事態につながりかねません。そのため、様々なところに気を配り、段取りと確認を徹底することが求められます。
しかし、経験ある諸先輩方のご指導のもと、初期診断から始まり、施工、検査と終えた際、「元気に復活した構造物が、この先も形として残り、社会を支え続ける」という達成感は、この仕事でしか味わえないやりがいだと感じています。
私たちの得意とする仕事は「防災」です。「災害を防ぐ」ことは、「人命を救う」ことに直結します。日頃、当たり前に利用している「道路や橋」。私たちと一緒にこれらを守る大きな仕事をしてみませんか?
Q. オフの過ごし方
私は元高校球児です。高校ではピッチャーをやっていました。休みの日は、同じく野球経験者の同僚とキャッチボールをしたり、登山をしたり、長時間のカラオケをしたりと、アクティブに体を動かして、充実した時間を過ごしています。
また、配属先の広島では、先輩方から教えてもらった「おいしい広島風お好み焼き」を食べに行ったり、宮島観光をしたりしています。心もお腹も満たされています。
ある1日のスケジュール
- 8:00
- 始業、事前打ち合わせ、朝礼、作業指示
- 9:00
- 始業前点検、施工管理
- 10:00
- 休憩
- 10:30
- 施工管理、現場巡視
- 12:00
- 昼休憩
- 13:00
- 現場打ち合わせ、施工管理
- 15:00
- 休憩
- 15:30
- 施工管理、現場進捗確認
- 16:00
- 施工管理資料作成、まとめ
- 16:30
- 現場片付け確認
- 17:00
- 終業