日本中の「斜面」を
知り抜いた技術者を目指す

2019年4月入社 | 名古屋支店 工務課

稲葉 蒼汰SOTA INABA

「命を守る仕事」に就きたい。

高校時代、部活動の遠征などで山道を通るときによく見かける「コンクリートのアレ」は何だろうと、ずっと不思議に思っていました。その謎が解けたのは、就活時に求人情報を見ていたときです。「雪崩や落石を防ぐものだったのか」「この会社が造ったのか」と知って話を聞いてみようと思いました。そして、説明会で「人の命を守り、地図に残る仕事だ」という言葉に感銘を受け、入社を決めました。
本社で施工管理を経験した後、2021年に名古屋支店に転勤。今は、工事対象区域を調査して危険個所を洗い出し、防災製品の選定・設計・提案、また場合によっては施工管理までを担当します。守備範囲が広く、求められる知識や経験が多いので、まだまだ勉強中。先輩の行動や言葉に学びながら、仕事を身に付けているところです。

日本には同じ斜面は一つもない。

名古屋支店では仕事内容が広がっただけでなく、担当エリアも広がりました。当社は全国を8ブロックに分けて各地で道路防災に取り組んでおり、名古屋支店では長野県から兵庫県までの9県2府を担当しています。広さに加え、このエリアでは南海トラフ地震の被害も予想されるなど、新潟とは根本的に異なる危険の想定も必要。地形や天候、災害など総合的な観点から危険性を判断することが求められます。
道路防災の対象は斜面。まずは斜面を登って、自分の目で現地を見ることから調査の仕事は始まります。たとえば、同じ大きさの岩でも、安定しているかしていないかでは危険性が大きく変わるので、現地で細かく見ることが重要です。ドローンでは拾いきれないことがたくさんあります。同じ斜面は一つもないので、毎回が新鮮ですし、気が抜けません。それでも、徐々に危険なポイントの見極め方がわかってきて、手ごたえを感じています。

オールラウンダーになりたい。

目指しているのはオールラウンダーの技術者です。調査も施工管理も、幅広い案件に対応でき、どういう現場でも的確な判断や指示ができるようになりたいと思います。そのために心掛けているのは「いろいろなことに疑問を持つこと」です。なぜこうするのか、他に方法はないか、問題の原因は何かなど、掘り下げて考え、ひとつひとつをおろそかにせず、解決していく。そして、同僚や職人さんなど周囲の人たちに自分の考えを伝え、お互いに納得できるまで話しあい、問題をクリアする――それを貫いていきたいと思います。
建設については全くのゼロからのスタートでしたが、経験豊富な先輩方と現場を経験する中で知識や技術者に必要な姿勢を身に付けることができました。今後は、施工管理技士をはじめ、仕事に活かせる資格を取得し、技術者としての幅を広げたいと思っています。

動いてみてこそわかる世界があります。

何でもやってみないとわからない、行ってみないと気づけないことは多いですよね。仕事も同じです。聞いてみる・見てみることが発見につながって、世界が広がり、新しい目標も生まれる。まずは行動を起こすことが大事です。

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